地球には毎日数10トンから数100トンの物質(流星体)が宇宙から流入している。そのほとんどは直径0.1mm以下で、肉眼では見えない微光流星となって昼夜問わず常に降り注いでいる。
普段目にする「流れ星」は直径mmサイズの比較的大きな流星体で、直径が20cmを超えると身を削る流星発光後も残存質量があり隕石となって地上まで到達する可能性が出てくる。
宇宙空間には彗星や小惑星、そしてこれらの小天体を起源とする流星体が地球に対して秒速数10kmで飛び交っていて、地球大気が巨大な望遠鏡のように働いてその存在を一瞬の輝きとして夜空に浮き立たせてくれる。
ところが、天然の流星は、直径・密度・組成・形状・大気突入速度・突入角度などの条件により発光の様子が異なる。また、流星の科学観測から推定されるこれらの物理量の答え合わせが出来ないジレンマもある。これら全てのパラメータが既知の流星体を予報された時間と場所に降らすことができるのが「人工流れ星」である。
最高精度の観測装置を夜空に現れる人工流星に向けて得られる高精度データから推定される物理量の答え合わせを行うことで、流星発光物理モデルを精緻化した「物差し」が得られる。この新たな物差しは、天然の流星の素性を精度良く調べるツールとしてだけでなく、流星発光高度である中間圏-熱圏の高層大気の状態を推定する新たなツールとして活用されることが期待される。
宇宙と地球は、シームレスに繋がっている。翼を持った航空機やバルーンが飛翔できる成層圏(高度約13-50km)の上部である中間圏(高度約50-80km)や熱圏(高度約80-1000km)は未解明領域であり、この宇宙と地球を繋ぐ大気状態を知ることは、地球のグローバルな気象を理解することにも繋がる学際的なフロンティア領域である。さあ、夜空を仰いで願いを事をかけながら、最先端の科学を探究できる「人工流れ星」について語ろう!!
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